3.(10)出席簿機能
出席簿に関する機能は、2つあります。
1つは通常の出席簿、もう1つは時間単位の出席簿です。
これらの機能を利用するためには、エクセルがインストールされていることと、2.(7)で説明した「児童・生徒氏名の登録」がすんでいることが必要です。
通常の出席簿は、学級の児童生徒の毎日の出欠等を管理します。
学級が複数登録されている場合は、一番はじめのクラスのみが対象となります。
出欠だけでなく、出席停止や忌引等、指導要録の作成に必要なデータをきめ細かく記録できます。
学級担任向けの機能です。
一方、時間単位の出席簿は、1時間ごとの出欠を管理します。
登録された全クラスが対象となりますが、記録できるのは出欠だけです。
主として教科担任向けの機能です。
時間単位の出欠は評価資料の一部とも言えるため、この機能は評価機能に統合されています。
時間単位の出席簿については、評価機能のページで説明します。
このページでは以後、通常の出席簿について説明します。
出欠等の入力方法
出席簿の出力方法
出欠等の入力方法
@まず、「出欠入力フォーム」を表示します。表示の仕方は次の3通りです。
・該当する日の教科名入力欄か単元名入力欄・内容入力欄を選択しておいて、「ツール」−「出欠入力フォームを表示」とメニューをたどります。 ・該当する日付欄の中で右クリックしてコンテキストメニューを表示し、「出欠入力フォームを表示」メニューを選択します。 ・該当する日付欄をクリックすることで、「出欠入力フォーム」を表示するように設定しておくこともできます。 |
なお上の例では、6日(月)の日付欄の背景色が黄色になっています。
これは、出欠等が入力済みであることを示します。
ただし、学級の全員が出席で、何も特記事項がない場合は、背景色は白のままです。
A次に、出欠等を入力します。「出欠入力フォーム」上で入力できるデータは下の3通りです。
・転出入等(下図上段)・・・ 「転入学」「編入学」を選択すると、その前日以前は授業日としてカウントされません。「転学」「退学」「去校」を選択すると、その翌日以後は授業日としてカウントされません。「除籍」は、授業日に影響しません。 一人の児童生徒につき、複数回の転入学等を選択することも可能です。 ・出欠等・・・「出席」「病欠」「事故欠」「忌引」「出席停止」「遅刻」「早退」「遅刻早退」「公欠」「留学」の中から選択します。なお、週案画面上で授業が教科名が1時間も入力されていない日は授業日でないとみなされ、この欄は操作できません。このとき、備考欄では、「学級閉鎖()」「学年閉鎖()」「学校閉鎖()」「休校()」の4つがリストアップされます(下図中段)。「学級閉鎖()」を」選択すると、児童生徒の全員が出席停止扱いとなり、授業がなくても授業日とみなされます。その他の3つについては、授業日でないとみなされます。学年に1つしかない学級を閉鎖すると、その日は授業日ではなくなりますので、「学級閉鎖()」ではなく「学年閉鎖()」を選択してください。なお、()の中には理由等を入力します。これは必須ではありませんが、入力しておくと、出席簿をエクセル上に出力した際、理由別の閉鎖日数が表示されるので、指導要録記入の際に便利です。 ・備考・・・欠席理由などを入力します。上の「出欠等」で選択した項目に応じて理由の候補がリストアップされるので、そこから選択することも可能です(下図下段)。なお、備考の入力は必須ではありませんが、入力しておくと、出席簿をエクセル上に出力した際、理由別の欠席日数等が表示されるので、指導要録記入の際に便利です。 |
出席簿の出力方法
累積した出欠データを出力するには、「ツール」−「出席簿をエクセルに出力」とメニューをたどり、「出席簿の出力設定」画面を表示させます。
お使いのPCの性能にもよりますが、すべての項目を出力させるとかなりの時間がかかります。
多少でも高速化するためには、以下の点に留意してください。
・「出席」の記号は空欄のままにしておく。
・「出席簿上の集計欄に出力する項目」を必要なものに絞る。
・出力する期間を必要に応じて調整する。
・「曜日ごとの集計も出力する」のチェックははずしたままにしておく。
(この機能は、不登校傾向等の分析の参考にするためのものです。)