3.(1)年間カレンダーとの連係
エクセルと連係しながら、年度当初に全授業日の教科名を簡単に入力し、年間時数の見通しをもつ方法を説明します。
@ 2.(5)で説明したように、 基本となる週時程を設定します。すると、設定した週時程が1年間の全ての授業日に適用され、各教科等の年間時数や基準時数に対する過不足が自動的に計算されます。
Aここで、仮に国語が基準時数よりも15時間オーバー、算数が15時間不足だったとしましょう。
これを調整する方法は次のようにいろいろあります。
・週案作成画面上で週を切り替えながら、国語を算数に置き換え、過不足を調整していく。 ・エクセルに年間カレンダーを出力し、その年間カレンダー上で国語と算数の時数を調整する。 ・年度当初には調整を行わず、1年間かけて少しずつ調整していく。 |
ここでは、2つめのエクセルを使う方法を説明します。
なお、この方法を使うには、32bitOSでは32bit版エクセル(バージョン2003 以上)、64bitOSでは64bit版エクセル(バージョン2010 以上)がインストールされている必要があります。
まず、「ツール」−「年間カレンダーをエクセルに出力」とメニューをたどり、次のような年間カレンダーを出力します(あくまで説明のための例です)。
B上の図のように、1つのセルに「算」と入力し、それを下の方までドラッグします。すると、その部分はすべて「算」に変わり、「算」が15個となります。
Cここで電子週案に戻ると、国語の時数が15時間減り、逆に算数が15時間増えていることが確認できます。
また、国語から算数に変更した部分は、週案上でも実際に変更されていることが確認できます。